アメリカの花火。日本との違い。

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この記事の結論
日本の花火には日本の良さ、アメリカの花火にはアメリカの良さがある、はず。
この記事の目次
  1. アメリカの花火の種類
  2. アメリカの花火の演出
  3. アメリカの花火の時間
  4. アメリカの花火の良さ

「日本の花火って本当に綺麗で、優雅で、風情があって素晴らしいなぁ!」とアメリカの花火を現地で直接見て心からそう思いました。

ちなみにここでいう「花火」とは、個人でやる小さな打ち上げ花火や手持ち花火のことではなく、「花火大会」のことです。

日本では小さいころから今まで数多くの花火大会を見てきました。大きいものでは隅田川の花火大会や江戸川の花火大会、小さいものだと地方の一自治体の花火大会から文化祭の花火大会までそれこそたくさん見てきました。

私は秋田出身ですが、残念ながら全国的にも有名な「大曲の花火」は見たことがないのはちょっとアレですが。(汗)

そんな私が、アメリカの地方都市で、小規模ではありますが花火大会を見たことがあるので日本の花火との違いを紹介したいと思います。

※これからアメリカの花火のレベルが低いことを述べていきますが、これはあくまでも小規模な花火大会での比較と思ってください。アメリカの花火大会全てに当てはまるわけではないはず、です。以前テレビでアメリカ出身のタレントが私の感想と同じようなことを言っていたのでだいたいは正解だと思いますが。。

アメリカの花火の種類

予想できるかもしれませんが、アメリカの花火は日本の花火と比べて種類が少ないです。

種類とは玉の大きさ、花火の大きさではなく、光の色や大きさ、光が描く軌道、火花の飛び方、拡散のしかた、そして消え方、落ち方などについてです。この「種類」がアメリカの花火は少ないです。もしかするとアメリカが少ないのではなく日本が多いだけなのかもしれません。

アメリカの花火の演出

アメリカの花火は演出力が低いです。どんな種類の花火をどんなタイミングや組み合わせで打ち上げればより綺麗に見えるのか、なんてことを考えているとはとても思えません。もちろん大きな花火大会であればアメリカでもそれなりの演出があるだろうとは思いますが、地方の小さな花火大会では素人が深く考えもせずに打ち上げてる印象が強くあります。

でもアメリカらしいと言えばアメリカらしいです。おそらく見る側もそこまで考えたり気にしたりしていないのかもしれません。

アメリカの花火の時間

さて、花火の時間、開始時間と終了時間はどうだと思いますか?

アメリカの花火大会は時間が短いです。それはもう、打ち上げ数が同じだったら日本の半分くらいの時間で終わります。

前述の「演出」にも関係がある部分かもしれませんが、日本の花火大会は一連の花火のセットやテーマ、のようなものがあり、そのセットとセットの間には待ち時間が少しありますよね。(「〇〇の三尺玉」、「〇〇のスターマイン」といったように。)アメリカの花火はこの待ち時間が日本と比べて極端に短いです。そのため、全体の時間も短くなります。

これは人によってはアメリカ版のほうが好きかもしれません。日本の花火のあの待ち時間、意外と長く感じるじゃないですか。間がないと風情がない、と言われるとそれまでですが、数発または一発ずつゆっくり上がって何発か上がったらひと休み、って演出過多でテンポが悪いな、と感じることがときどきあります。

アメリカの花火の良さ

じゃあアメリカの花火ってイイところないの?
って思うじゃないですか?
大丈夫です、あります。笑

アメリカの花火は最後が豪快!

日本だって終盤は百花繚乱、圧巻の連発花火が待っているじゃないですか!?確かにそのとおりですが、

あ、甘いです。

アメリカの花火の終盤は、「あれ、これ合ってる?事故、いやさすがに事故はないか、でも失敗じゃない?」ってくらい、それはもう豪快に大量に花火が上がります。これはおそらく日本では味わえません。少なくとも私は日本の花火でこの豪快さを経験したことはありません。

正直、この豪快さはスカッとします。花火の種類が少ない、演出力が乏しい、風情がない、なんてことが気持ちよく吹っ飛びます。笑(もしかするとこれがアメリカ流の花火の「演出」なのかもしれません。)