ダイハツ ムーブ(2000年式):660 エアロダウンカスタムXX M4 4WD

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この記事の目次
  1. なぜムーヴ?
  2. スペック
  3. ムーヴのここがいい!
  4. ムーヴの不具合
  5. ムーヴとの別れ

1998年、人生初めての、そして人生2台目の車(2台ともシボレーのカマロ)を合計わずか1年半ほどで手放すことになりました。ローンの返済問題ではありませんが諸事情により泣く泣くあきらめることになりました。その後しばらくはカマロ所有時の冬用の車として持っていた中古の軽自動車(ダイハツ:ミラ、これは10万円ほどで父が適当に買ってきてくれた車です。)と家の車(ホンダ:シビック)を乗っていましたが、2000年になってようやく人生3台目の車を購入することになりました。

それがダイハツのムーヴです。カマロからのこの落差よ。

なぜムーヴ?

18歳で人生初めての車にシボレーのカマロを新車で買った人がなぜムーヴを買ったのか?

18歳から2年ほどの期間で学ぶことが多々あり、価値観や考え方が変化したからです。カマロに関して決して無理をしていたわけではないですが、左ハンドルの車、右ハンドルの車、大きい車、小さい車、オートマとマニュアル、などなど2~3年でもいろいろと違いを体験できたので、その経験と20歳のときの考えと収入、将来などを考えてムーヴにしました。

ちなみにこのムーヴ、グレード言うと
エアロダウンカスタムXXの4WDでターボのマニュアル車です。確か当時のムーヴのマニュアル車では最上位モデルだったと思います。

ムーヴのスペック

2000年式ムーヴ(エアロダウンカスタムXX 4WD MT)のスペック

全長 3,400mm
全幅 1,480mm
全高 1,650mm
ホイールベース 2,360mm
最低地上高 140mm
車両重量 880kg
乗車定員 4名
最小回転半径 4.5m
エンジン 直列3気筒DOHC
総排気量 659cc
最大出力 64PS
最大トルク 10.9kg・m/3,600rpm
燃料 レギュラーガソリン
燃料タンク容量 37L
10・15モード燃費 18km/L
駆動方式 4WD
トランスミッション 5MT
ステアリング形式 ラック&ピニオン
サスペンション:前 ストラット
サスペンション:後 3リンク
ブレーキ:前 ベンチレーテッドディスク
ブレーキ:後 ドラム式
タイヤサイズ 165/55R14
価格 1,300,000円(税別)

ムーヴのここがいい!

ムーヴのいいところをいくつか紹介する前に、言っておきます。ムーヴのいいところ、というよりは軽自動車のいいところ、軽ターボのいいところ、かもしれません。すみません。

コンパクトで乗りやすい。

さっそくムーヴの良さというより軽自動車の良さ、かもしれませんが、ムーヴはコンパクトで乗りやすいです。狭い道や駐車場で困った経験は1度もないし、左前の間隔もラクにつかめます。当時はバックカメラがついている軽自動車なんてなかったと思いますが、コンパクトなのでバック駐車でもストレスフリーでした。ムーヴはボンネットもコンパクトなので視界が悪い場所から道路に出るときなどは、車の鼻先をそんなに出さなくても視界が確保できるので安全です。

視界が良い!

運転席からの視界の良さは軽自動車の中でもトップレベルだと思います。車内空間の確保と天井高にともない、窓ガラスも縦に大きく、前方だけではなく横や斜め後方も含めてほぼ全方位で良好な視界が確保できます。

車内空間が広い!

今でこそ軽自動車の車内空間はどの車種も限界レベルに広いですが、当時はミラやアルトなどと比べてムーヴの車内空間の広さに驚きました。もちろん後部座席もそれなりの空間があります。ちなみに私は身長が180cmありますが、ムーヴの前席を私の運転位置にしたうえでその後席に十分乗ることができます。天井が高めなので圧迫感もそんなにありません。車内空間そのものは普通車のコンパクトカーに匹敵するものがあります。

走りが軽快!

軽自動車のターボ車は、それなりにパワーもあるし、街乗りでは想像以上に軽快な走りを見せてくれます。排気量は小さくても車重が軽いので、ターボであれば日常生活で困ることはほとんどないと思います。

意外と荷物が積める。

もちろん4人乗っている状況では車内空間を確保するための設計がネックになり、トランクスペースは小さめですが、1人あるいは2人で乗るような状況では後部座席を倒して荷室空間をかなり広げることができます。

ムーヴの不具合

購入から2~3年ほどたったある日、運転中に車に異変が発生し、最終的にはガソリンスタンドで車が完全停止するという恐怖の出来事がありました。以下がそのときの現象です。

夕暮れ時、ライトをつけて運転中に計器類の明かりが徐々に暗くなり始める。

よく見るとヘッドライトも暗くなってきているようだ。

数百メートルほど走って、計器類の明るさが通常の半分くらいになってきたところで、アクセルをふんでも回転数が上がらなくなる。

パワーステアリングが重くなってくる。

もはやアクセルをふんでもエンジンの反応がないので惰性で走るのみ。

ちょうど進行方向右側にダイハツのディーラーが見えるが、対向車を待って右折できるような状況ではない。

幸運なことにダイハツのほぼ真向かい、進行方向左側にガソリンスタンドがある。

計器類とヘッドライトがほぼ真っ暗になり、エンジンパワーも失って瀕死のムーヴが惰性でなんとかガソリンスタンドにたどり着いて完全に停止、エンジンの再始動もできない状態となりました。

これはマジで焦る。

いや、ちょうどガソリンスタンドとディーラーがあってよかった。結果としては、バッテリーの故障でした。故障というよりも損傷に近いかもしれません。よってバッテリーの交換ですぐに直りました。

でも損傷ってどういうこと?物損事故を起こしたわけでもないのに。点検だって3~4か月に1度はボンネットを開けてやってもらっていたのに。バッテリーの個体差によるただの当たりはずれだろうか。

ムーヴとの別れ

2000年に新車で購入したムーヴは2004年の2月までがんばってくれましたが、(実家がある田舎から)東京への転居にともない、手放すことになりました。冬の凍結路面や圧雪路面で(修理するほどでもない)単独の軽い事故が2回ありましたが、大きな事故はなくよく走ってくれました。

ちなみに売却先はガリバーさん。満足の価格で買い取ってくれました。