エアコンの暖房だけで冬は大丈夫なのか?

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この記事の結論
気密性が高い物件であれば、冬の外気温が-5°くらいまでなら(寒冷地仕様ではない)エアコンの暖房だけで問題なかった!
この記事の目次
  1. 東京(4物件)の場合
  2. 長野県某市の場合
  3. どんな物件なら大丈夫なのか
  4. 寒さ対策のポイント

初体験の土地や引っ越して最初の冬は、暖房をどうしようか迷うことがありますよね?エアコンの暖房だけで快適さを保てるのか?それともファンヒーターやストーブのような本格的な暖房機器が必要なのか気になると思います。

賃貸でエアコンがついていれば、とりあえずエアコンの暖房だけでしのげるのか試して、ダメだったらそこで考えればいいだけなのですが、判断材料となる情報が少しでもあれば参考になると思うので私の経験を共有したいと思います。

東京(4物件)の場合

私は東京で4つの物件に住んだことがあるのでそれぞれの結果を紹介します。
ちなみに昨今の東京の冬(12~2月)における最低気温は1~4℃くらいです。

東京の賃貸物件A

  • 間取りは1K。木造2階建ての1階(当時は新築)
  • 6畳ほどの部屋でキッチン・玄関部分と部屋はドアで仕切られています。
  • 寒冷地仕様ではない普通のエアコン。
  • 床はフローリング。
  • カーテンはレースと遮光、合わせて2枚。

エアコンの暖房だけで大丈夫!

東京の賃貸物件B

  • 間取りは1R。RC(鉄筋コンクリート)4階建ての4階(当時は築17年)
  • 6畳ほどの部屋で玄関部分と部屋は同一の空間。
  • 寒冷地仕様ではない普通のエアコン。
  • 床はフローリング。
  • カーテンはレースと遮光、合わせて2枚。

エアコンの暖房だけで大丈夫!

東京の賃貸物件C

  • 間取りは1R。(軽量)鉄骨造3階建ての3階(当時は新築)
  • 10畳ほどの部屋(キッチン2畳を含む)で玄関部分と部屋はドアで仕切られている。
  • 寒冷地仕様ではない普通のエアコン。
  • 床はフローリング。
  • カーテンはレースと遮光、合わせて2枚。

エアコンの暖房だけで大丈夫!

東京の賃貸物件D

  • 間取りは1LDK。鉄骨造3階建ての2階(当時は新築)
  • 12畳のリビングと6畳の洋室
  • 寒冷地仕様ではない普通のエアコン。
  • 床は2部屋ともフローリング。
  • カーテンはレースと遮光、合わせて2枚。

リビングも洋室もエアコンの暖房だけで大丈夫!

長野県某市の場合

長野県の賃貸物件の結果も1つ紹介します。
長野県にある某市の冬(12~2月)の最低気温は-7~-4℃くらい。朝と夜はかなり寒いです。

  • 間取りは2LDK。木造2階建ての2階(当時は新築)
  • 11畳のリビングと6畳の洋室が2つ。
  • 寒冷地仕様ではない普通のエアコン。
  • 床は3部屋ともフローリング。
  • カーテンはレースと遮光、合わせて2枚。

エアコンの暖房だけで大丈夫!
-5℃で大丈夫なのか心配でしたが、住んでみたら特に問題がなく快適だったのでビックリ。

どんな物件なら大丈夫なのか

東京と長野で構造や間取りの異なる5つの賃貸物件を移り住んできた経験から判断すると、建物構造に関わらず、断熱性が高ければ(2004年以降に建てられた4物件に住んできたが、どれも断熱性能は高いと感じました。)外気温が-5℃くらいまでは備え付けのエアコンの暖房だけで冬は過ごせるのではないでしょうか。

上記の「東京の賃貸物件B」は築17年ほどでも平気だったので、建物構造がRC(鉄筋コンクリート)であれば寒さに関しては大丈夫かもしれません。ただ、リフォームによって断熱性能が向上している可能性もあるのでなんとも言えません。築年数がかなりたっている賃貸物件に住んだことがないので深掘りできず申し訳ないです。

寒さ対策のポイント

「エアコンの暖房だけで大丈夫!」と何度も言いいましたが、過去の賃貸生活における寒さ対策で気になったのが窓付近の温度です。みなさんも経験があるかと思いますが冬場の窓付近はけっこう寒いです。カーテンの隙間(特に下)からかなりの冷気を感じます。カーテンがなかったら相当寒いはずです。つまりカーテンだけでも室内の保温効果が期待できる、ということです。上記5物件の結果はいずれもレースと遮光の両カーテンのセットがある中での結果なので、窓のみでカーテンなしの部屋の場合、大丈夫ではないかもしれないのでご注意ください。