2005年から3年半ほど乗っていたのがフォードのエクスプローラーです。
えっ!?カマロから軽自動車に落ち着いたのにまたアメ車?と思われるかもしれませんが、実はこの時期、アメリカに住んでいました。大学生として3年半のアメリカ留学でお世話になったのがこの車でした。
2005年当時、7年落ちで6万マイル(約96,000km)の1998年式フォード、エクスプローラーを6,500ドル(当時のレートで約70万円)で購入しました。
なぜエクスプローラー?
残念ながらエクスプローラーに特別な思い入れがあったわけではありません。
今まで乗ったことのないタイプ、SUVの車がほしくて探していたところに見つけたのがこの車だったのです。
大学を卒業して帰国するまでの3~4年だけ乗ることができればいいのでこのぐらいの車で十分です。
日本だったら96,000kmの走行距離を心配してしまうかもしれませんが、日本でいうところの10万kmに対する一般的な感情は、アメリカでは10万マイル(160,000)だと思います。
この車について簡単に紹介すると、2ドア(3ドアともいう)で4人乗りのAT車で後輪駆動(FR)です。2WDのSUVって微妙な感じもしますが、私が住んでいた地域は平地で山も急な坂もほとんどなく、雪もときどきしか降らない地域だったので2WDで十分でした。(ちなみに雪はたまに降りますが、積もる、もしくは凍結となれば学校も休みになります。冬用タイヤに交換する人がほとんどいない地域です。)
エクスプローラーのスペック
ネットで調べた数字でなおかつ、アメリカのサイトの情報と日本のサイトの情報で差異があるので正確性にかけるかもしれませんが参考程度にしていただければと思います。
全長 | 4,565mm | |
---|---|---|
全幅 | 1,875mm | |
全高 | 1,745mm | |
ホイールベース | 2,590mm | |
乗車定員 | 4名 | |
最小回転半径 | 5.4m | |
エンジン | 水冷V型6気筒SOHC | |
総排気量 | 4009cc | |
最大出力 | 210ps/5250rpm | |
最大トルク | 34.4kg・m/3000rpm | |
燃料 | レギュラーガソリン | |
燃料タンク容量 | 65L | |
10・15モード燃費 | 6.7km/L | |
駆動方式 | 2WD(後輪駆動) | |
トランスミッション | 5AT | |
ステアリング形式 | ラック&ピニオン | |
サスペンション:前 | ショート&ロングアーム | |
サスペンション:後 | リーフリジット | |
ブレーキ:前 | ベンチレーテッドディスク | |
ブレーキ:後 | ディスク |
エクスプローラーのあれこれ
視点が高くて乗りやすい。
SUVは全般的に視点が高く乗りやすいですが、この時代のSUVは最近のSUVと比べて視点が少し高い傾向にあったと思います。最近のSUVはデザイン性重視で高さを抑えられたモデルが多いですからね。
すみません、エクスプローラーというよりも昔のSUVの特長でしたね。
そうそう、エクスプローラーのボンネットの形状がやや四角いので運転席から反対側の前のフェンダー部分の位置が把握しやすいです。
視界が良い!
視界の良さは抜群です。窓が広く視点も高く、斜め後方の死角も少ないのでストレス少なめで運転することができました。
乗り心地が良い!
このエクスプローラーは革シートだったので、おそらくこのタイプでは上位モデルだったのではないでしょうか。シートは満足の座り心地だし、舗装路であればガタガタする感じはほとんどなく快適な車でした。
走りについて
もちろん、普通に乗る分には十分なパワーとトルクがありますが、カマロの3.8Lエンジンでも感じたように、もう少しパワーとトルクがほしい、と思うことはときどきありました。
荷室空間が広い!
このエクスプローラーは車高も高く、四角い形状なので驚くほどの荷室空間があり、大きい家電や家具を運ぶときには重宝しました。
エクスプローラーの不具合
7年落ち9万kmの中古のアメ車にどんな不具合が発生したのか気になりますよね?
結果としては意外にも優秀で、運転席側パワーウインドウの不調が1度あっただけでした。
フォード車を扱っている店で修理してもらいましたが、部品交換で工賃込で確か1万円もしなかったと思います。
ちなみに、オイル交換はおおむね5,000マイル(8,000km)ごとに行い、エレメント、エアクリーナーなどの交換がオイルの交換2回に対して1回くらいで行っていました。
エクスプローラーの売却
2008年12月、大学の卒業とともに日本に帰国することになり、エクスプローラーを売却しました。
売却先は個人です。会ったこともない白人のおじいちゃんが2,000ドルで買ってくれました。走行距離は10万マイル弱だったかと思います。
今はわかりませんが、当時のアメリカでは車の個人売買はわりと一般的で、個人売買のサイトに登録・掲載したらすぐに電話がかかってきました。
その日のうちに車を見に来て、その場であっさり売買が成立し、現金を受け取ってそのまま車を渡しました。
なんか、すごいですよね。
まぁ、後日、名義変更的な手続きがあるんですけど、これが日本とは違い、ビックリするほど簡単でした。
ということでエクスプローラーには3年半、事故も違反も大きなトラブルもなしでお世話になりました。