2017年、東京から長野県に引越すことになり、約8年ぶりに車を買いました。人生4台目の車です。
私は自営業で自宅勤務で出張も少ないため、とりあえずは夫婦で1台、普段の足として、また妻の通勤用としての車です。
購入した車はトヨタのパッソで「1.0 レーシー」というグレードで色は白です。2017年当時で7年落ち(2010年式)、走行距離は約61,000km、購入価格は総額で350,000円でした。
ちなみにパッソは2010年にモデルチェンジをしているようですが、購入した車はモデルチェンジ前です。
なぜパッソ?
とりあえず普通車で中古のコンパクトカーで安くて数年くらい乗れる程度の車を探していて、特に駆動方式や排気量、色やグレード、車種などもこだわらずに探してもらい、見つかったのがパッソでした。
パッソのスペック
2010年式パッソ(1.0 レーシー)のスペック
全長 | 3,630mm | |
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全幅 | 1,665mm | |
全高 | 1,550mm | |
ホイールベース | 2,440mm | |
車両重量 | 920kg | |
乗車定員 | 5名 | |
最小回転半径 | 4.7m | |
エンジン | DOHC直列3気筒 | |
総排気量 | 996cc | |
最大出力 | 71PS | |
最大トルク | 94N・m(9.6kg・m) /3,600rpm |
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燃料 | レギュラーガソリン | |
燃料タンク容量 | 40L | |
21・5モード燃費 | 18km/L | |
駆動方式 | FF | |
トランスミッション | 4AT | |
サスペンション:前 | ストラット | |
サスペンション:後 | トーションビーム | |
ブレーキ:前 | ディスクブレーキ | |
タイヤサイズ | 175/65R14 | |
価格 | 1,280,000円(税別) |
パッソのここがいい!
コンパクトで乗りやすい。
軽自動車ほどのコンパクト感はありませんが、普通車の中では最小クラスの車だと思うので狭い道でもストレスなく走ることができます。
最近ではコンパクトカーでもその特徴的なデザインから車幅の間隔がつかみにくい車種が多々あるようですが、この年式のパッソは車幅もつかみやすいと感じました。
視界が良い!
このモデルのパッソの視界はかなりいいです。同年代の他のコンパクトカーのデミオやヴィッツ、マーチを運転したこともありますがそれらと比べてもパッソの視界のほうが上だと感じました。
車内空間が広い!
普通車の中では最小クラスのサイズのパッソですが車内空間は意外とあります。もちろんゆったり、とまではいきませんがシート位置を調整すれば身長183cmの私が前席、後部座席どちらに乗っても頭上、膝前ともにぶつからずに座ることができました。
ちなみに後部座席の背もたれの角度は1段階だけ下げることが可能です。
パッソのここが不満!
圧倒的パワー(トルク)不足
おそらく、長野県に住んでいて、よく遠出をしたから出てきた不満かもしれません。
そうです。この車、ビックリするほどパワー(トルク)がありません。
街中を走るだけならトルク不足を感じることは少なかったもしれませんが、山間部や高速道路の上り勾配ではトルクのなさに冷や汗が出るほどです。
特に大人が2人以上乗っているときはトルク不足が顕著に出ます。
山間部の上り勾配ではアクセルをべた踏みしてもちっとも加速しない場面がよくあります。
高速道路の上り勾配での追い越しは加速力がないので時間と距離がかかり、後方に車の流れがないときしか安心して追い越しができません。
はっきり言いますが、排気量1リッター自然吸気エンジンのこのパッソは、長野県では街乗り以外はオススメできません。
パッソの不具合
購入から1年半ほどたったある真夏の暑い日、遠出した際、運転中にエンジンが急に止まったことがあったので紹介します。
発生日時:2018/7/22(日)15:20
発生場所:名古屋市街
当時の気温:38.5℃
発生時の状況
信号待ちのあと、青になってアクセルを踏んだらすぐに下記ランプが点灯と同時にエンジンが停止しました。
- エンジン警告灯
- 油圧警告灯
- 充電警告灯
エンジンが止まる直前、エンジンの回転数が一瞬上がった分のパワーとその惰性だけで数十メートル進んで日陰で停止。
わりと交通量の多い広い大通りを走っていたのですが、惰性で進んだ数十メートルだけでなんとか路地に入ることができたので驚きながらも多少気持ちにゆとりができました。
オーバーヒートだろうか。
エンジンの再始動を何度か試みますがエンジンがかかると同時に上記ランプがすぐ点灯し再度エンストを繰り返すばかり。
5~10分後、日陰だし、温度が問題であればそろそろ大丈夫かもしれない、と再度エンジン始動を試みるも同じようにエンジン停止。
しかたなく近くのディーラーに連絡し、レッカーを手配しました。
発生まで状況
炎天下の駐車場に4時間ほど駐車して用事を済ませ、エンジンをかけて下記の状態で出発。
- エアコン全開
- オーディオON
- カーナビON
- FMトランスミッターON
- USB充電器使用
30分ほど走行したのちに当該トラブル発生。
道路状況
市街地のため信号が多く、数百メートル間隔で走っては止まりを繰り返すような交通状況でした。
その後
16時頃(トラブル発生から50分ほどで)最寄りのディーラーのレッカー車が到着。
エンジンをかけてみたらなんと問題なく始動。
念のためそのままレッカーでディーラーに運んで見ていただいたが現象が再現できず、原因も不明。
原因不明ってどういうこと?
その後、自宅まで約5時間250kmほど走らせましたが同様の現象は発生せず、無事に帰ってきました。
なんとも不思議でビックリするトラブルです。
後日、いつもメンテナンスを頼んでいる地元のディーラーに状況を説明して調べてもらいましたが異常もなく原因も不明でした。
何か異常があればコンピューターに記録される仕組みになっているそうですが、何も異常は記録されていなかったし、同じ現象が再現できないのでわからない、とのことでした。
ちなみに推測だけで原因をあげてもらったら、「もしかすると、燃料にごくわずかな不純物が混じっていて、それが悪さをしたのかもしれない。」との回答でした。
教訓
不具合発生時は(走行中でなければ)なるべく動画で残すべし。今回は停止直後には同じ現象が再現されていたのでそれを動画に残すべきでした。
再現できない、異常の痕跡も残っていない状態で付き合いのないディーラーに話したら、狂言、妄言だと疑われかねない、と思いました。
パッソの売却
2017年に購入した走行距離6万kmの中古のパッソですが2019年の5月、買い換える決断をし、売却しました。
主に妻の通勤用として買ったパッソは遠出でも距離を稼ぎ、2年ちょっとで3万km以上走ってくれました。
ちなみに売却先はガリバー(フリマ)。満足の価格で手放すことができました。